生成AIは、存在しない製品の仕様を載せてくる。どこからの情報か???

生成AI 生成AI
生成AI Gemini
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Gemini(Bard)に聞いてみた。

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ネット接続が絶不調Youtubeは 「ローディングスピナー状態になってBGMが途切れるし、いつものサイトにアクセスしようとすると、「このサイトにアクセスできませんwww.~ の DNS アドレスが見つかりませんでした。」とか「このサイトにアクセスできませんwww.~ のサーバーの IP アドレスが見つかりませんでした。」とかに、度々なる。他にも、「インターネットに接続してください。現在オフラインです。接続を確認してください。」
 ルーターは2018/09に買った物(11ac)で、24時間電源を入れっぱなしで6年目そろそろ寿命かもと新しい11ax規格のルーターに入れ替えてみたが、一向に改善しない。
 そこでVDSL装置に着目。
これは2017/12/02よりなので7年目に突入
レンタル品なので、より新しい規格品に交換してもらう為にGeminiに質問・・・ところが!

ローディングスピナー」状態とは、 👈こんな状態。
このブログを読んでくださっている、あなたも、ご経験がありますか?

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VDSL

 2017/11に田舎の戸建て(フレッツ光の戸建てタイプ(高速ネット接続))から、引っ越してきて光回線なのにマンションタイプ(VDSL)になって、回線速度は大幅に減速(1桁減った)。
光回線と言っても、グラスファイバーはMDFまでで、今でも施工年の古いマンションでは、MDFから宅内配線は昔ながらの銅線(メタル電話線)なのでVDSLが主流。

引っ越しから約1年後にASUSルータから
NECのルーターへ(Aterm WG2600HP3 IEEE802.11ac/n/a/g/b Wi-Fi5対応 )。
 たまにFTPで大量のサーバデータをローカルPCにダウンロードする(または、ローカルPCで開発したデータをFTPでサーバーにアップロードする)時は、1昼夜かけても終わらないことには不満が残ったが、それでも、通常使いでは特に不満なく使えていた。

ひと月前位から

ここ1カ月前位からネット接続が不安定な状態が続いていた。


ルーター Aterm WG2600HP3は、24時間電源onの状態で6年目。
そろそろ寿命かも?との思いもあり、どうせ入れ替えるなら、新しい規格のIEEE802.11ax(Wi-Fi6対応)のものが良い。
かねてからNEC製を信頼していたので、
Aterm AM-AX7800T8(IEEE802.11ax/ac/n/a/g/b)を購入

ルーター交換

それでも

それでもネット不調は改善されず。

と、いうことは、ルーターの前の機器(通称VDSLモデム)が原因か?

VDSL宅内装置

VH-100_4_e_s
VH-100「4」E「S」

そこでVDSL宅内装置に着目。

  • これは2017/12/02より使用。これも24時間電源onの状態で7年目に突入なので、こちらも寿命か?(怪しい・・・)。
  • レンタル品なので、より新しい規格品に交換してもらえたら良いなという思いから、ネットで情報検索するも新しいものを見つけることができなかった。
  • 唯一同じ様な名称で、(VH-100「」E「S」)が見つかったが規格を見る限り(VH-100「4」E「S」)よりも古い様である。

そこで、Geminiに質問して、より新しいものを探すことにした。
・・・ところが!

BardはGeminiに統合され進化したけど

VDSL宅内装置の後継機をGeminiに聞く

以下のGemini画面(回答)のキャプチャは、いずれもエビデンスとしての役割の為、添付しているものです。 尚、現時点でGeminiとのやり取りは履歴で残されていて、いつでも呼び出せる形になっています(Geminiの利用が増えて容量を圧迫して履歴を残さない様にならないことを望むばかりです。)

NTT VH-100[4]e[s]の製品仕様と性能(通信速度など)を教えてください。またこれの後継機で性能が上のものはありますか?

生成AI
生成AIの回答


NTT VH-100[4]e[s]は、NTT東日本・西日本が提供していたVDSLモデムです。最大下り100Mbps、最大上り25Mbpsの通信速度に対応していました。

後継機として、以下の製品が発売されています。

  • NTT VH-100[4]e[n]:最大下り100Mbps、最大上り50Mbpsに対応。IPv6 IPoE接続にも対応。
  • NTT VH-300[4]e[n]:最大下り300Mbps、最大上り100Mbpsに対応。IPv6 IPoE接続にも対応

これらの製品は、VH-100[4]e[s]よりも通信速度が向上しており、IPv6 IPoE接続にも対応しています。

以下に、VH-100[4]e[s]と後継機の製品仕様と性能を比較します。

Gemini

Geminiの回答で一番気になったのは「VH-100[4]e[s]はIPv6 IPoE接続に非対応」と回答していることです。確か2022年頃にこの機種のままIPv6に変更(ぷららに申請)して、今まで使ってきているし、ぷららからNTT VH-100[4]e[n]への機種変更もないし、まさか回線が不安定なのはこれが原因?

VH-100[4]e[s]の仕様をGeminiに再確認

NTT VH-100[4]e[s]は、IPv6 IPoE接続 非対応ですか?

生成AI
生成AIの回答

はい、NTT VH-100[4]e[s]はIPv6 IPoE接続非対応です。

NTT VH-100[4]e[s]は、2014年に発売されたVDSLモデムです。当時はIPv6 IPoE接続サービスは提供されておらず、そのため、NTT VH-100[4]e[s]はIPv6 IPoE接続に対応していません。

IPv6 IPoE接続を利用したい場合は、NTT VH-100[4]e[n]またはVH-300[4]e[n]などの後継機が必要です。

NTT VH-100[4]e[n]およびVH-300[4]e[n]の主な違い

Gemini
  • 確かに、2014年当時はIPv6接続は無かった。
  • 2017年に引っ越してきた時点ではIPv4接続だった。
  • しかし記憶が定かではないのだが2年ほど前の2022年にIPv6方式を申請してそのままVH-100[4]e[s]を使い続けている(ぷららからレンタルのVDSL宅内装置の交換もない)
  • 私がVH-100[4]e[s]を使い始めたのは2017までに仕様変更があったのではなかろうか?

Geminiに再確認 VH-100[4]e[s]

そして、VH-100[4]e[s]を再確認したら発売日がおかしい情報も提示された。

生成AI
生成AIの回答

VH-100[4]e[s]は、2018年2月に発売され、現在も販売されており・・・
➡2018年2月に発売はありえない。
「現在も販売されており」は、いいんだが別の回答では販売終了」となっている。情報の正確性に欠ける
さらに、
NTT VH-100[4]e[s]の後継機種について、NTT東日本とNTT西日本に確認したところ、現時点で正式な後継機は発売されていないとのことです。
・・・それでは、VH-300[4]e[n]などの仕様情報どこから入手したのか、結局Geminiは確証も無い情報を、さも事実の様に開示すると、いう事なのか?
VH-300[4]e[n]という型番のモデムは存在しないとのことですので、NTT側からの案内に誤りがあった可能性があります。
とは・・・。
この質問に対する回答も、
いつ確認したのか・・・・
NTT側の案内に誤りなあった可能性・・・も相互に矛盾を含んでいる様に思えます。
 いやはや・・・NTT側からの案内って何だ?NTTのせいか?本当に確認している?とは思えないのは私だけでしょうか?

更に、VH-100[4]e[s]の発売日に納得がいかないのでGeminiに問うと

生成AI
生成AIの回答

謝罪と、驚くべきことに「2017年12月2日に発売」・・・だと、なんと設置当日発売に修正???

NTTぷららに確認

この時点で、ぷららに確認、ネットが不調なこと、ルーターを新しいものに代えても改善しないこと、そこでVDSL宅内装置も7年目でずっと使い続けていることから寿命ではないか?それで交換してもらいたい。できれば新しい仕様でと申し入れをしました。

ぷららからの連絡

後日、ぷららから連絡があり

回路試験(?)で障害がある様で、問題がVDSL宅内装置だけのものか、VDSL集合装置(コンセントレータ)に障害があるのかは、NTT側でしか判断できないので、NTTの故障担当から後日連絡とのこと「VDSL宅内装置」だけの問題ならレンタルモデム故障機器担当の方から「VDSL宅内装置」の交換据え付け訪問または、配送だけでお客様での取り換え・故障品の着払い返送手続きとなるとのこと

光配線/メタル配線

出典:NTT東日本

残念ながら、当マンションは光配線方式の装置は併設されていない

NTTから連絡待ち

ここで、NTTからの連絡待ちということで、「VDSL宅内装置」の問題?は中断

Geminiに聞いたVDSLモデム仕様一覧

生成AI
生成AIの回答

NTT東日本に聞いた

NTT東日本レンタルモデム故障担当に代替品を聞いた

  • VH-100[4]E[s]とVH-100[4]E[n]は、性能(速度IPv6対応など、ブリッジモードは「s」を使っているので[n]も無し)は同じで、提供ベンダが異なるだけ(S:住友、n:NEC)で、VH-100[4]E[S]が販売終了でもなく、代替機もこれになるとのこと
  • VH-100[4]E以外は存在しないもの、ここ10数年来後継機種の発表は無い

従ってVH-200[4]e[s]VH-300[4]e[s]は存在しないGeminiはいったいどこからこの情報(型番・仕様)を持ってきたのやら?

代替品到着待ち

結局、NTTから代替品のVH-100[4]E[S]が送られてくることとなった。

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ギガタイプを探す

  • まぼろしの「NTT VH-400[4]e[n]」に代わるものはないか?
  • もっとマンションタイプで早いものはないか
  • 場合によってはISP変更も含めて、
  • より早いサービスを検索

G.fast

G.fastは、2014年に制定で、決して新しいものではないが、

G.fast table
G.fast table 出典:NTT技術ジャーナル 2016.5

メタル配線で、VDSLより進化した方式はないのか?
ネットで調べてみた結果。G.fastG.hnと言うものが見つかった。

G.fastは、対応機器をNECノキアなどが作っており。ISPではauひかりSo-netなどが採用しているらしいので、次はG.fastについて調べることにした。

2022/12/09の記事で「G.fastより速い!集合住宅通信の高速化−RuijieのG.hnソリューション」と言うものを見つけたが、Ghhは一般的になっていない様だ。

G.fast構成

G.fast
NEC VC1602G VF500G 出典:NECマグナスコミュニケーションズ
G.fast
NEC VC1602G VF500G 出典:NECマグナスコミュニケーションズ

提供エリア

郵便番号または、固定電話番号から住所を取得し、次のマンション一覧から場所を選択することで、So-net 光 (auひかり)を利用できるかが分かります。(マンションV16VDSL対応可、マンションG16G.fast対応可)

残念ながら、「お住まいの場所ではSo-net 光 (auひかり)をご利用できません。」の判定でした。
(先に挙げた2016年のNTT技術ジャーナルG.fast(制定2014年)について記載していても、NTTグループは未だ古い規格(制定2004年~2010年)のVDSLだけの様です。)

VDSL/G.fastをGiminiに聞く

G.fast

利用可能な距離(局から)は、
VDSLコンセントレータから、または
G.fastコンセントレータからの距離らしい。

(局から=通信局からと捉えられるし、これではVDSLさえ実現できない距離に思える。)

「局」という表現は、適語表現とは思えない。
例え一覧表に表示する文字数が限られるとしても、「MDFから」とか「集信装置から」とか「コンセントレータから」とかの表現が可能ではないでしょうか?

コンセントレータは、光伝送路の変換を行うゲートウェイです。
使用する集信装置合計の帯域幅が回線の合計帯域幅よりも大きい複数入力回線をまとめる。集信装置を使い、入力回線を結合する方法は非同期時分割多重化と呼ばれる。

NTTのWebサイトで調べる

FLET'S
フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ

※1. 2024/03/21現在のNTT東日本サイトより抜粋

お知らせ「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」について、世界的な半導体不足の影響により、提供端末に不足が生じていることから、2022年5月11日(水)より新規申込受付を停止いたしました。
新規受付停止期間中に「フレッツ光」のお申し込みを検討中のお客さま、プラン変更を検討中のお客さまは、フレッツ光 プラン一覧よりその他プランをご確認ください。

https://flets.com/app_new/cao/SelectAddress NTT東日本

※2.NTT系は、上記※1の理由から申し込み中止中。
ISPのNTTぷららからも、VDSLサービスを代替する上位サービスは無しとの回答あり。2024/03/14

まとめ

VDSLより高規格回線の見込み

Geminiの情報には「ぷらら」もG.fastあるいは、新しい高速規格に対応している様に書かれていたのですが、この情報も正しくない様です。(あくまで既存設備がある場合に限られる様です。)

 築7年以内のマンションは光ファイバー配線でメタル配線は皆無だと思います(娘の住んでいるマンションは築8年でメタル配線ではありません)。

 そうなると築10数年以上のマンションに、今更G.fast導入の為(G.fastの申込者がいない又は、申込者・数人程度の為)に、G.fastコンセントレータ設備工事をすることなど非現実的です。(損益分岐点どころか、投資コストを回収することはほぼ不可能に思えます。)

 事実auひかり!提供エリアの確認では、町内(1丁目から3丁目までの2,572 世帯、登録マンション数は11棟)でマンションを調べて限りでは6棟しかなく、
 内4棟が(G16:タイプGはG.fastと呼ばれている、高速通信規格を使っている為、上り664Mbps、下り830bpsの速度になっており、タイプVより速度が格段に速い)
 内1棟が(V16:タイプVは建物共有部分まで光ファイバーケーブルの敷設を行い、建物内の各部屋に電話回線を使用してインターネット接続を行う料金プラン)
 もう1棟が(マンションミニギガ:3階建て以下でかつ総戸数8戸以上のマンションなどの集合住宅にお住まいの方を対象とした通信速度上り下り最大1Gbpsのサービス。ご自宅まで直接光ファイバーを引き込みます。)
 町の境にはもっと多くのマンションがあります。町内の登録マンション11棟の内auひかりが6棟に入っていますが、私の入居マンションはNTTだけの様です。

NTTの「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」については、確認できず、新規申し込み受け付けは2022/05より停止中です。

ISPぷららの対応

 NTTドコモグループの「ぷらら」のサポートセンタも、
ISPNTTぷららも、フレッツ光「マンションタイプ」でVDSLサービスを対象としており、G.fastには対応していない様です。(VDSLに代わるサービスもなく)
 故障とみなされたVDS宅内装置の代替(機能アップも仕様変更も無い同じ型番)を、NTTロジスコ経由でNTT東日本レンタルモデム故障機器担当から送ってもらうこととなりました。

結論

これまでも、生成AIに関する記事を書いてきているが

  • 現時点の生成AIの活用は、知らない情報を補う程度に留めることが肝要だということ
    •  AIで得られた情報は、必ずしも正しい情報とは限らないということ
    •  AIで得られる情報は、誤った情報や網羅性に欠けるものも有りうる
    •  AIで得られた誤った情報を正す指摘をしても限界がある(何度も試した)
  •  生成AIが示す玉石混交の情報を見極め、情報で有効なものだけ補って使うことが大事(%信じるという事ではない)

使ってきた生成AIは、Gemini(過去のBardを含む)、Copilot(Edge Copilot、Copilot in Windowsを含む)、BingGPT。 (ChatGPTはv3を使った切、今は使っていない)