KB5011563はWindows11 バージョン21H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。
Thank you for reading this post, don't forget to subscribe!- この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。
機能改善・修正された不具合(更新のハイライト)
- 既定のブラウザの変更方法が改善された。『既定値に設定』ボタンを押すことで一括して設定できるようになりました。
- 優先度の高いトースト通知(通知バナー:トースト)を最大3つまで同時に表示できるようになりました。この機能は、OSのWindows通知を使った通話やリマインダー、アラームの通知を送信するアプリに適しています。その結果、3つの高優先度通知と1つの通常優先度通知の最大4つのトースト通知が同時に表示される場合があります(「通知バナー」とは、画面の隅(主に右下)から現れる(ポップアップする)小さな長方形のメッセージ表示のこと。アプリからの告知やアラームなどに利用され、表示後にクリックすると詳しい情報が表示されることもあります。)「トースト(toast)」と同じ英単語:単純に長方形の形状から、あるいは「通知バナー」の現れ方(ポップアップ表示)を、トースターから「トースト」がポンと飛び出す様子に見立てたのかも知れません。
- Microsoft OneDriveのファイル名を変更してEnterキーを押した後に、フォーカスが外れることがある不具合を修整
- 『ウィジェット』という単語を検索すると、設定ページが表示されるようになりました
- OSをアップグレードすると、Universal Windows Platform (UWP)アプリの自動起動がオフになる不具合を修正
- SystemSettings.exeが動作しなくなる不具合を修正
- Microsoft Outlookのオフライン検索で最近の電子メールが表示されない不具合を修正。この不具合はsearchindexer.exeに起因します
- Windowsの起動時間が長くなる不具合を修正。この不具合は、5Gワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)デバイスの起動が遅い場合、ネットワーキングAPIのUIスレッドが応答を停止するために発生していました
- サインインしているユーザー数が100を超えると、RDS (Remote Desktop Service)サーバーが不安定になる不具合を修正。この不具合により、Windows Server 2019でRDSを使用して公開アプリケーションにアクセスすることができなくなりました
- DirectX kernel componentのブルーススクリーンエラー(0xD1,DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL)を修正
- ユーザーアカウント制御(UAC)ダイアログで、特権を要求するアプリケーションを正しく表示できない不具合を修正
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