MX ERGO
Windows3.1の時代から、様々なポインティングディバイスを使ってきた。
そしてMX ERGOへ
ポインティングディバイスと書いたわけは
マウスだけではなくトラックボールも使ってきたから
(最近は、トラックボールマウスともいうらしいが)
MX ERGOは発売されてから既に3年も立つ※
ERGOを何年も使い続けている人からすれば、今更ERGOの話かよ!と思うでしょうね。 ※. MX ERGOは、2017/09/06発表
でも、トラックボールを使ったことがない人や
トラックボールの存在を知らない人たちや、知っていても使ったことが無い人たちが多いのも事実だと思うのです。
この記事(なぜトラックボールの事を書くのか)は、
そんな人たち(主に長時間パソコン操作をしている人たち)へ
何故トラックボールなのかを、ERGOに限らず、
トラックボールの良さをもっと伝えるべきだと思ったからです。
筆者が初めて使ったWindows95やOS/2時は、確か「単に」トラックボール(Trackball)と言っていた(ハズ)
AmazonのLogicoolのウェブサイトでは
トラックボールマウスとは本体のトラックボールを転がしカーソル操作を行うマウス。通常のマウスと違い本体を動かす必要がないため、腕や手首に負担がかからず疲れにくくなっています。
とある
筆者が使用してきたポインティングディバイスの中でも、思い出深いのはLogicool(以下L社またはLogi)の有線USB接続トラックボールCT-64UPI です。
これ(CT-64UPI)が壊れてから、これに適うものが見つからなかった為、L社、Microsoft(以下M社)、エレコム(以下E社)の色々なマウスを使ってきた。
もっとも間にLogicoolからtrackman Wheel(TM-250)というトラックボールが発売(2008/12)されていたようだが、気づかず・見過ごしてしまった。
後から画像を見る限りCT-64UPIに、そっくりな様(他にもST-65UPIという後継機2003/06?もあったようだ)
マウスでの使用歴は、圧倒的に多いのはL社のもので
MXレボリューションや、MXエニウェアや、M社のArc(model-1350)は今でも手元にあります。
その過程で、エレコムのトラックボール(M-XT1DRBK 2014年)を買ってみたが・・・。
使てみた結果、やはりLogiのCT-64UPIほどでもなく、
その時点の最新のマウスと比べても利点は感じられなかったので
お蔵入りとなっていた。
その後Logiのレボリューション(MX-R)がお気に入りとなり長期に渡って使用していた。
充電ができなくなり、Logiの他マウスや、折りたためるマウスMS Arcなどを使ってきた
レボリューション(MX-R)は、先日分解してコンタクトスプレー(接点復活剤)を使ったらまた充電できる様になったが・・・。
ERGO前
数年前からLogiのMX Anywhereを使う様になり
腱鞘炎?
ここ最近は、一日の8時間以上使っていたら
手首や腕に痛みが走ったり、痛みが続く様になり、
毎日手首から腕にかけて湿布薬を1~2枚貼って寝なければならないほどに。
そこで、amazonでのレビュー記事や他のブロガーの記事を見ていたら、
手首の痛みや腕の痛み・腱鞘炎などの対策にはトラックボール
(特にL社のM570(2010年発売)やM570t(現行))が良いらしいとの多くの記事があり
お蔵入りとなっていたエレコムのM-XT1DRBKを引っ張り出して使ってみることに。
( MX Anywhere 2S(MX1600s)は、筐体が手の中にスッポリ収まることから、今後はモバイルやプロジェクトで長期の外部での仕事の際の道具に)
手首の痛みや腕の痛みは軽減されたというほどでもないが、
多少ましになった気がした。
さらに、レビュー記事やブロガーの記事によると
圧倒的にM570を薦めている
そして、M570(現行機M570t)から7年ぶりに、
新型トラックボール「MXを冠したERGOが2017年に発売された」とのことで
最大の特徴(利点は)角度を+20°に保つことで
”圧倒的に手首への負担を軽減できる”とのこと
これはもう、買うしかない・・・と思ったものの
高価であることで、購入を躊躇してしまった。
過去にも高価なMXシリーズ(MX-R(2006年に12,000円)とMX1600sGY(2017年8月に8,700円で)を購入しているが、
+20°の角度が肝
そこで、エレコムのM-XT1DRBKを改造して使ってみることとしたのです。
改造と言っても、 そのものを改造する訳ではなく
ERGOの+20°を維持する金属プレートの代替品を作って
くっつけて+20°の差を体験することに
ホットボンドとプラ板で
流石に、金属プレートを再現するには材料も工具もないことから
ホットボンド(グルー)とプラ板で加工することに
加工工程の写真は撮り忘れました。
✅ A4用紙に、角度20°の四角錐の展開図を書いて
✅ のりしろを残して切り取り
✅ 折りまげて中身が空洞の四角錐を2つ作り
✅ 空洞の四角錐にホットボンドを流し込み
✅ ホットボンドが固まったら、水に浸した後外側の紙をはがず
✅ 更に、プラ板をトラックボール底面の形に切り取り
✅ 出来上がった2つのグルー製の四角錐をホットボンドで固定
✅ トラックボール底面に20°角度付きの加工板を魔法テープ※で貼り付け
これが。出来上がりの写真
使用結果
使用感はオリジナルとは雲泥の差
1週間ほど使い続けた結果、手首や腕の痛みが取れてきた
ただ、代わりに親指の付け根に痛みが出るようになった
(原因は、あとから判るのだが)
それと、ポインターの細かい動きの制御(例えば、連続したチェックボックスに「v」を付ける時など)が良くない(ポインターを細かく動かす時に違和感がある)
M-XT1DRBKの改造で、手首や腕の痛みが取れてきたが、親指の付け根に痛みが出てくるようになり
MX ERGOのレビュー記事ではその様な記載もないことから
●●.com調べで、最安12,400円
でも
ERGOを買うことにした。
そして、amazonで11,341円時点(5/11)で注文、
注文後に最安値で10,563円まで下がっていた(5/15)が、
5/19は14,100円、結構価格変動があるようで、5/21のアマゾンでは11,273円(購入を考えている人は、こまめに価格チェックをした方がお得です。)
(●●.comは、最安12,400円:2017/09/22販売時点13,910円)
M-XT1DRBK(改)との違いERGOと比べて、
(見た目・加工精度は別として)
オリジナルのM-XT1DRBKは、こちら
絶妙な違い
✅ M-XT1DRBKは、ボール周辺と親指の付け根を置く部分が窪んでいる(MX ERGOはゆるーいカーブで窪みなし)
✅ M-XT1DRBKは、手の甲の部分がERGOより丸い
ここに絶妙な違いがある。
M-XT1DRBKの親指の付け根を置く部分の窪みが、親指の付け根に痛みが出る原因の様に思える。(ここは+20°の角度をつけてもいかんともしがたい部分)
MX ERGOを5日ほど使っているが、親指の付け根に痛みが出る事もなくなった。
☑ボックス(チェックボックス)を選択するカーソルの位置合わせもスムーズにできる。
ただ、エレコムのM-XT1DRBKと比べるとボールを回してのカーソル移動は遅く(ボールを活きよいよく回しても移動速度は変わらず)これは少し使っているうちに慣れてしまった。
後、付属のボールがやや軽め?で違和感があったので、
M-XT1DRBK改造時に買った(ペリックス PERIPRO-303 GN 34 mm 交換用 トラックボール(グリーン)30g(カタログ値))のボールに入れ替えたら適度な重みが加わり快適。
(元の付属ボールの重量を測ってみたら、25gとペリックスのものと僅か5gの違い。この5gの違い(カタログ値)が・・・感覚的なものか? ペリックスは単品でも買っている人がいるから、筆者が感じたことのほかにも、何かあるんだろう)
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まとめ
このトラックボールがくれたベネフィット
腱鞘炎の解消です。
パソコンで長時間マウス操作をする人向けには、
打ってつけのアイテムです。と断言します。
また、狭いスペースで、マウスの可動域が限られる作業環境にもお勧め。
なんせ、マウスの様に動かす必要がないのですから
トラックボール本体は固定したまま、ボールを回す操作だけで、
マウスより素早くカーソル操作が出来るのですから。
唯一の不満点はプレシジョンモードのボタン位置
個人的にはプレシジョン(より精緻にトラックできる)モードを選べるボタンは不要。
ボールを回している最中に気づかず押してしまい、カーソル移動に違和感を覚えてしまう。
プレシジョンモード移行のLED点灯で気づく始末
(プレシジョンモードが必要な人たちの為に、ボタン位置を親指が直ぐには当たらない前方にずらして欲しい)
Precision:主な意味は、正確、精密、精確
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