WordPress 6.8.2 メンテナンスリリース

セキュリティと安定性の向上を最優先に。WordPress 6.8.2 へのアップデートは急務です！

Thank you for reading this post, don't forget to subscribe!

旧バージョンの WordPress をご利用の皆様へ。ウェブサイトの安全性と安定性を維持することは、運営において最も重要な要素です。本日リリースされた WordPress 6.8.2 メンテナンスリリースでは、最新の脅威に対応するためのセキュリティ強化に加え、多くのバグ修正が含まれています。特に WordPress 6.8 よりも前のバージョンをお使いの場合は、セキュリティリスクや潜在的な不具合に晒されている可能性があります。この機会に最新の WordPress 6.8.2 へアップデートし、安心・安全なウェブサイト運営を実現してください。

PR広告

WordPress 6.8.2に含まれるコアチケット
6.8.2に含まれるGutenbergプルリクエスト

WordPress 6.8.2に含まれるコアチケット

#63399 – Twenty Twenty-Five: editor style isn’t enqueued
: Twenty Twenty-Five テーマ: エディタースタイルがキューに入らない。
- Twenty Twenty-Five テーマにおいて、ブロックエディター内でテーマ固有のスタイルが正しく読み込まれない問題を修正。これにより、エディター上での見た目がフロントエンドとより一致するようになります。
#14110 – Expose height and width attributes to ‘wp_get_attachment_image_attributes’ filter
: wp_get_attachment_image_attributes フィルターに height 属性と width 属性を公開する。
- wp_get_attachment_image_attributes フィルターを使用して、添付画像の HTML 属性をカスタマイズする際に、height 属性と width 属性にアクセスできるようにします。これにより、レスポンシブデザインなどの実装がより柔軟に行えるようになります。
#42007 – rpc.pingomatic.com still using HTTP
: rpc.pingomatic.comが依然としてHTTPを使用している。
- ブログの更新を検索エンジンなどに通知する Pingback サービスである rpc.pingomatic.com が、セキュリティ上の理由から HTTPS を使用する様に変更。
#47595 – Re-evaluate whether comment form should still get the HTML5 novalidate attribute
: コメントフォームが依然として HTML5 の novalidate 属性を持つべきかどうかを再評価する。
- コメントフォームにデフォルトで設定されている HTML5 の novalidate 属性について、ユーザーエクスペリエンスやアクセシビリティの観点から再評価し、必要に応じて削除または変更。novalidate 属性はブラウザのデフォルトのフォーム検証を無効化。
#61941 – Removing app.screencast.com as an oEmbed provider
: app.screencast.comをoEmbedプロバイダーから削除
- 動画共有サービス app.screencast.com が廃止されたため、WordPress の oEmbed プロバイダーリストから削除されます。これにより、該当サービスの埋め込みが機能しなくなります。
#62995 – Uploading Mac screenshots results in broken images, due to question marks inserted in filenames
: Mac のスクリーンショットをアップロードすると、ファイル名に疑問符が挿入され、画像が破損する。
- macOS で撮影したスクリーンショットを WordPress にアップロードする際、ファイル名に不要な疑問符が含まれて画像が正しく表示されない問題を修正。
#63029 – Better align restore revision buttons on mobile devices
: モバイルデバイスでリビジョン復元ボタンの配置を改善。
- モバイルデバイスで投稿や固定ページのリビジョン（履歴）を復元する際のボタンの配置を改善し、より操作しやすくします。
#63073 – Twenty Twelve: theme’s figcaption styles do not apply in the editor
: Twenty Twelve テーマ: テーマの figcaption スタイルがエディターに適用されない。
- 古いテーマである Twenty Twelve において、画像のキャプション (figcaption) のスタイルがブロックエディター内で正しく表示されない問題を修正します。
#63254 – Introduce development mode for block editor styles
: ブロックエディタースタイルの開発モードを導入する。
- ブロックエディターのスタイル開発を効率化するための新しい開発モードを導入します。これにより、開発者はより迅速にスタイルの変更をテストできるようになります。
#63308 – tinymce cache key should be updated
: TinyMCE のキャッシュキーを更新する必要がある。
- 古い TinyMCE エディター（クラシックエディター）を使用している環境において、キャッシュの問題でエディターの動作がおかしくなる場合があるため、キャッシュキーを更新して問題を解消します。
#63324 – Update Twemoji to v16.0.1
: Twemoji を v16.0.1 に更新する。
- WordPress で使用されている絵文字ライブラリ Twemoji を最新バージョンに更新し、新しい絵文字のサポートやセキュリティの向上を図ります。
#63377 – Pin specific Gutenberg plugin version for E2E tests in 6.6 branch
: 6.6 ブランチの E2E テストのために特定の Gutenberg プラグインのバージョンを固定する。
- WordPress のテスト環境において、特定のバージョンの Gutenberg プラグインを使用してエンドツーエンド (E2E) テストを実行するように設定します。これにより、テストの安定性と信頼性を向上させます。
#63390 – Add version number tests for package-lock and composer files.
: package-lock ファイルと composer ファイルにバージョン番号のテストを追加する。
- WordPress の開発環境で使用される依存関係管理ファイル (package-lock.json と composer.lock) において、バージョン番号が正しく管理されているかを検証するためのテストを追加します。
#63424 – Twenty Sixteen: Quote block Plain style has border in the editor
: Twenty Sixteen テーマ: 引用ブロックのプレーンスタイルにエディター内でボーダーが表示される。
- Twenty Sixteen テーマにおいて、引用ブロックの「プレーン」スタイルがブロックエディター内で不要なボーダーを表示する問題を修正します。
#63520 – Twenty Fourteen: Latest Comments block link color does not belong in Content Sidebar
: Twenty Fourteen テーマ: 最新のコメントブロックのリンク色がコンテンツサイドバーに合わない。
- Twenty Fourteen テーマにおいて、「最新のコメント」ブロック内のリンク色がサイドバーの背景色とコントラストが低く、視認性が悪い問題を修正します。
#63543 – Environment variable WP_CONFIG_PATH should be set on cli container in wordpress-develop env
: wordpress-develop 環境の CLI コンテナで環境変数 WP_CONFIG_PATH を設定する必要がある。
- WordPress の開発環境 (wordpress-develop) において、コマンドラインインターフェース (CLI) コンテナ内で WP_CONFIG_PATH 環境変数を正しく設定します。これにより、開発環境のセットアップと管理が容易になります。
#63564 – Dev environment should incorporate enhancements from wp-env for speed and non-interactive usage
: 開発環境は、速度と非対話的な使用のためにwp-envの機能強化を取り入れるべきである。
- WordPress の開発環境において、より高速かつ非対話的に操作できるwp-envツールからの機能強化を統合
#63588 – do_blocks(): Free up transient memory leak
: do_blocks(): 一時的なメモリリークを解消する。
- ブロックのレンダリングを行う do_blocks() 関数において、一時的なメモリリークが発生する可能性があった問題を修正します。
#63595 – Cease support for 4.1 – 4.6
: WordPress バージョン4.1から4.6までのサポート終了
- WordPress の古いバージョンである 4.1 から 4.6 までのサポートを終了します。これにより、これらのバージョンに関するバグ修正やセキュリティアップデートは行われなくなります。
#63613 – Twenty Twenty-One: menu toggle is not responsive until after “load” event
: Twenty Twenty-One テーマ: 「load」イベントの後までメニューのトグルが反応しない。
- Twenty Twenty-One テーマにおいて、ページ読み込み完了後までモバイルメニューのトグルボタンが正常に機能しない問題を修正します。

PR広告

6.8.2に含まれるGutenbergプルリクエスト

#69627 – Navigation Link: Don’t check validity when block editing is disabled
: ナビゲーションリンク: ブロック編集が無効の場合、有効性をチェックしない。
- ブロックエディターが無効になっている場合、ナビゲーションリンクブロックの有効性チェックをスキップ。これにより、パフォーマンスの改善に期待。
#69631 – Navigation Link: Optimize ‘getBlockParentsByBlockName’ selector call
: ナビゲーションリンク: ‘getBlockParentsByBlockName’ セレクター呼び出しを最適化する。
- ナビゲーションリンクブロックで使用される getBlockParentsByBlockName セレクターの呼び出しを最適化し、パフォーマンスを向上させます。
#69633 – Navigation Link: Improve performance by only requesting entities when selected
: ナビゲーションリンク: 選択された場合のみエンティティをリクエストすることでパフォーマンスを改善する。
- ナビゲーションリンクブロックにおいて、リンクが選択された場合にのみ関連するエンティティ（投稿、固定ページなど）の情報をリクエストするように変更し、パフォーマンスを改善します。
#69698 – Query Loop: Don’t overwrite the ‘query.inherit’ attribute value
: クエリーループ: ‘query.inherit’ 属性値を上書きしない。
- クエリーループブロックにおいて、query.inherit 属性の値が意図せず上書きされる問題を修正します。query.inherit 属性は、現在のコンテキスト（例: カテゴリーページ）からクエリ設定を継承するかどうかを制御します。
#69741 – Block Editor: Remove truncation from media tab preview tooltips
: ブロックエディター: メディアタブのプレビューツールチップから切り捨てを削除する。
- ブロックエディターのメディアタブで、画像のプレビューにマウスオーバーした際に表示されるツールチップにおいて、ファイル名などが切り捨てられないように修正します。
#69985 – Image: Avoid stale URL when reselecting the same image from the library
: 画像: ライブラリから同じ画像を再選択した際に古い URL を使用しないようにする。
- 画像ブロックにおいて、メディアライブラリから同じ画像を再度選択した場合に、古い（変更前の）URL が残ってしまう可能性があった問題を修正します。
#70020 – Post Template: Don’t rely on the default ‘ignore_sticky’ REST API value
: 投稿テンプレート: デフォルトの ‘ignore_sticky’ REST API 値に依存しないようにする。
- 投稿テンプレートブロックにおいて、スティッキー投稿（先頭に固定表示する投稿）を無視するかどうかを制御する ignore_sticky パラメーターのデフォルト値に依存せず、明示的に設定するように変更します。
#70043 – MediaPlaceholder: Fix Regression with media URL input type to allow a local URL path
: MediaPlaceholder: ローカル URL パスを許可するようにメディア URL 入力タイプの回帰を修正する。
- メディアアップローダーのプレースホルダーにおいて、メディアの URL を直接入力する際に、ローカルの URL パス（例: /wp-content/uploads/…）が正しく認識されない問題を修正します。
#70051 – DOM: Add summary element to focusable elements
: DOM: フォーカス可能な要素に summary 要素を追加。
- HTML の <summary> 要素をフォーカス可能な要素として認識するように変更します。これは、<details> ブロックなどのアクセシビリティ向上に貢献します。
#70054 – Button: Limit scope of width style for link
: ボタン: リンクの width スタイルの範囲を制限する。
- ボタンブロックにおいて、リンク要素に適用される width スタイルの範囲を適切に制限し、意図しないレイアウト崩れを防ぎます。
#68741 – Details: Enable all non-interactive formats
: 詳細:すべての非インタラクティブなフォーマットを有効に
- 詳細ブロック（<details> 要素を使用）内で、インラインコードや画像など、インタラクティブでないすべての書式設定を有効にします。
#70056 – Details Block: Fix keyboard accessibility issues and allow list view selection to show up inner blocks
: 詳細ブロック:キーボードアクセシビリティの問題を修正し、リストビューの選択で内部ブロックを表示できる様に。
- 詳細ブロックにおいて、キーボード操作でのアクセシビリティの問題を修正し、リストビューで内部のブロックが正しく表示され、選択できるようにします。
#70078 – URL: Handle HTML entities and ampersand in ‘cleanForSlug’
: URL: ‘cleanForSlug’ で HTML エンティティとアンパサンドを処理する。
- URL スラッグ（URL の一部）を生成する cleanForSlug 関数において、HTML エンティティ（例: &）やアンパサンド (&) が正しく処理されるように修正します。
#70480 – Remove screencast.com embed block variation
: screencast.com 埋め込みブロックのバリエーションを削除
- コアチケット #61941 と同様に、廃止された screencast.com の埋め込みブロックのバリエーションを削除します。
#70553 – Fix Floating UI packages dependencies
: Floating UI パッケージの依存関係を修正する。
- ポップアップやツールチップなどの UI 要素を制御する Floating UI ライブラリの依存関係を修正し、安定性を向上させます。