Enablement Package (eKB:イネーブルメントパッケージ)
定義: Windows 10/11のバージョンアップにおいて、フルサイズのOSイメージをダウンロードすることなく、既にOSに組み込まれている(しかし無効化されている)新しいバージョン用の機能を有効化するための、わずか数百KBの小さなパッチ。
利点: アップデート時間の短縮、再起動回数の減少、帯域幅の節約、管理の容易さ。
動作: 実際の新機能のコードは、eKBを適用する前の累積アップデートに既に含まれている。eKBは、それらの機能フラグを「オン」にする役割を果たす。
1. バージョン間の「共有コア」という概念
eKBが機能するための大前提として、**「ベースとなるOSの構造が同じであること」**が挙げられます。
補足内容: Windows 10の20H2から22H2、あるいはWindows 11の23H2から24H2、24H2から25H2のように、マイナーアップデートにおいてのみ使用されます。
なぜ重要か: 逆に言えば、OSのコア部分(カーネルなど)が大きく変わるメジャーアップデートでは、eKBは使えず、従来通りのフルアップデートが必要になります。
2. 事前条件(前提となる累積更新プログラム)
eKBは単体では魔法のように機能を変えるわけではなく、事前の準備が必要です。
補足内容: eKBを適用する前に、特定の「累積更新プログラム(LCU)」がインストールされている必要があります。
仕組み: 実際の新機能データはこの累積更新に含まれて「眠っている」状態であり、eKBはその「鍵」を開けるだけの役割です。
3. ロールバック(差し戻し)の容易さ
万が一、アップデート後に不具合が起きた際のリスク管理についても触れておくと、運用側のメリットが強調されます。
補足内容: eKBは非常に軽量なため、万が一の際も「更新プログラムのアンインストール」から
