php7.4.x から php8.1.22 ➡️8.1.29 へ
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PHP が重要な理由
PHP は、WordPress を構成するプログラミング言語の1つです。サイトで使用できる PHP のバージョンは、使用しているレンタルサーバーによって決まりますが、多くの場合は自分で変更できます。WordPress、テーマ、プラグインを最新の状態に保つことの重要性はご存知かもしれませんが、PHP を最新の状態に保つことも同様に重要です。
PHP の最新バージョンには大きく2つの利点があります。
サイトの高速化。なぜなら、PHP は新しいバージョンになるたびに効率が良くなるからです。WordPress の推奨 PHP バージョン (現在は7.4以上) に更新すると、パフォーマンスを向上させることができ、すべてのサイト訪問者に利益をもたらします。
サイトがより安全になります。PHP は WordPress と同様にコミュニティによってメンテナンスされています。PHP は非常に人気があるため、ハッカーの標的となりますが、最新バージョンには最新のセキュリティ機能が実装されています。以前のバージョン (7.4未満) にはこうした機能が含まれていません。PHP のアップデートは WordPress サイトの安全性を高めるため非常に重要です。
さらに副次的な利点がいくつもあります。
速い WordPress サイトは検索エンジンに高く評価されます。したがって検索ランクが上がります。
速いサイトは訪問者の滞在時間が長くなります。訪問者は読み込みに長い時間がかかれば離脱しますが、パフォーマンスが良ければサイトはその分効果的になります。
高いセキュリティを保つサイトはハッカーに対してより安全です。サイトがハッキングされれば対応コストがかかりますし、サイトの評判も下がります。
以上の利点はあなたにとってもサイトの訪問者にとっても有用です。
XSERVERから連絡がありました
Webサイトを運用しているXSERVERから連絡がありました。
“ 推奨PHPバージョンの変更のお知らせ ”です。
PHPは、従来7.3が推奨でしたが、今後は7.4が推奨となるそうです。
7.4になることで、
PHP 7.4 は現在公式にサポートされているPHPの最新バージョンとなります。
PHP 7.3 と比較して10%程度の高速化を実現するとともに、
安定した動作が可能となるよう、機能追加や最適化が施されております。
PHP 7.4 をご利用いただくことにより、より高速かつ安定したウェブサイト運用が可能となります。
XSERVER(エックスサーバー)によると、この変更は既に提供が開始されていたらしく、今回改めて案内してきた様です。
この記事は、7.2から7.3へアップした当時の最初の内容です。
(画像キャプチャは殆どが当時のままです)が、随時バージョンアップが繰り返されています(既に8.0も一部アプリは機能しますが、まだ全てのアプリがphp8.0への対応(移行)済みでは無いため、8へのアップを見送っています。)、このブログは2021/12時点で、7.4.25です。
2021/12
2021/02
2021/01
PHP をアップグレードすべき理由
そういえば、WordPress.orgのphp推奨バージョンも7.4
WordPress.orgの「PHP をアップグレードすべき理由」では、
PHP を新しいバージョンにアップグレードする際、WordPress としては推奨バージョンである PHP 7.4 への更新をおすすめしています。PHP internals チームは、最新バージョンがこれまで最速となるようすばらしい努力を重ねてきています。これはつまり、アップグレードを行うことでサイト運営者・訪問者の両方に対してサイトのスピードを改善できるということです。
という案内もあるし、
セオリー通りに
今回は、WordPressサイトを再開(と言うより再セットアップ)したこともあり、「安定したウェブサイト運用が可能」部分に注視して(今でも安定しているが)、バージョンを上げてみる。
なにより“ソフトウェアは最新の状態に保つ“というセオリー通りに。
先ずは、テスト・検証環境で
この手のものはあまり神経質になる必要もないですが、テスト環境を持っているので、先ずは、テスト・検証環境でバージョンアップしてみます。
問題なければ、WordPress本番環境(このサイト)も、そしてconcrete5メインサイトも切り替えます。
そして本番環境へ
このブログは、テスト・検証環境でバージョンアップ後に、コンテンツ投稿などを行って問題が無かったため、
本番環境でもバージョン7.3.14へアップしてからの初投稿となります。
ここで、バージョンアップの様子をお伝えしたいと思います。
phpは、7.3から7.4へ
正確なバージョンは、7.4.25 です。
バージョンの下位の数字は、サーバ環境導入時期によって上がっている可能性もあります
サーチコンソールで移行前後のスピード測定
サーチコンソール速度(試験運用版)
バージョン7.3から7.4への変更で、どの程度変化※があったか検証してみたいと思います。
過度の期待は禁物
※.ここでお断り、サーチコンソールでのスピード測定は、過度の期待(10%アップなど)は禁物です。
なぜならサイトに必要なこと
というのは、測定結果はそのタイミングにおける瞬間値でしかないからです。
バージョンアップはWordPressサイトに必要なことでしかないから
今でこそサーチコンソールに「速度(試験運用版)」として備わっていますが、以前からあったものです。
筆者も、たまに使っていました。
その時の結果は、同じサイトで同じコンテンツ(変更していない状態)でも、測定する時間帯によって全く異なる状態であったり、
異なる日の同時間帯でも測定結果が一定しないということ。
だったから、あくまでも目安に過ぎないものだと、とらえているからです。
ですから、今回のphpバージョンアップにおいても(案内にあった様な)左程の効果は実感できないと思っています。
特にこのWordPressサイトの反応は遅くはないですし、現段階において不安定になったこともないからです。
あまり気にして欲しくない為、測定部分の(1),(2),(3)はキャプチャを切り取って横並びに貼り付けています。
そして、(3)だけ別途要約部分を貼り付けでいます。
- はphp7.2の段階、(2),(3)はphp7.3バージョンアップ後で、この間の経過時間は5分程度です。
(測定値はそれぞれのタイミングの瞬間値です)
ちなみに、ここではスピードアップのためのキャッシュプラグインなどは導入していません
PC環境/モバイル環境php7.2➡php7.3
⇧ ご覧いただいている様に、必ずしもphp7.3の測定結果が早いとは限らないのです。
PC環境/モバイル環境php7.3詳細
⇧重要視していない為、並べて縮小表示で見辛いですが(ご参考程度に)
まとめ
今回のバージョンに対する目的は、
常に最新のバージョンに保つことと、“より安定したウェブサイト運用”です。
あなたがもし、7.2から7.3へのアップグレードで、案内通りの効果を体感できなかったとしても、そのこと自体にあまり敏感になる必要はありません。
Phpを含む、あらゆるソフトウェアのアップデートは定石(セオリー)なのですから。
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