WordPress 6.8 “Cecil”正式リリース

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WordPress6.8Cecil
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WordPress 6.8 は、パフォーマンス、セキュリティ、アクセシビリティの向上に重点を置いています。

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主なトピックは、パフォーマンスの向上、セキュリティの強化、アクセシビリティの改善と、スタイルブックの改善です。

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主なトピック

  • 投機的読み込み: ユーザーがリンクにカーソルを合わせたり、クリックする前にページを事前に読み込むことで、ページの読み込み速度を大幅に向上させます。
  • ブロックエディター、ブロックタイプ登録、クエリキャッシュの最適化: ページの表示速度を大幅に向上させ、ユーザーが 50 ミリ秒以上待つことがないようにすることを目指しています。
  • Interactivity API: ウェブページ上で、ユーザーの操作に応じて動的にコンテンツを変化させるための機能を提供します。

セキュリティの強化

bcrypt ハッシュ: パスワードを「bcryptハッシュ」という方式で暗号化することで、従来の暗号化方式よりも解読が非常に難しくなり、セキュリティが向上します。

アクセシビリティの改善

  • 100 項目を超えるアクセシビリティ関連の修正と機能強化: WordPress の使いやすさが大幅に向上しました。
  • 標準搭載されているすべてのテーマの修正、ナビゲーションメニューの管理機能の改善、カスタマイザーの改善、ラベルの簡略化などが含まれています。
  • ブロックエディターにおいては、ブロック、データ表示機能、および全体的なユーザー体験に関する改善が 70 項目以上も行われています。

スタイルブックの改善

  • 構造化されたレイアウトと明確なラベル: 色、フォント、サイト全体のスタイルなどを一箇所で簡単に編集できます。
  • 従来テーマとの互換性: エディタースタイルや theme.json ファイルを使用する従来のテーマでも、この新しいスタイルブックが利用可能です。
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WordPress 6.8 “Cecil” の詳細

「WordPress 6.8」では、日々の作業をよりスムーズにするための機能改善が行われ、サイトの高速化、セキュリティ強化、管理の容易化が図られています。

新しいスタイルブックは、構造化されたレイアウトを採用し、従来のテーマでも利用可能です。これにより、グローバルなスタイルをより詳細に制御できます。

また、ユーザーがリンクをクリックする前にページを事前に読み込む「投機的読み込み」機能により、ページ遷移が高速化されます。パスワードセキュリティは、bcryptハッシュによって自動的に強化され、データベースの最適化によりパフォーマンスが向上します。

「スタイルブック」が新しくなり、より洗練された外観と便利な機能が追加されました。

新しいスタイルブックでは、レイアウトが整理され、ラベルも明確になったため、色、フォント、サイト全体のスタイルなどを一箇所で簡単に編集できます。

さらに、エディタースタイルや theme.json ファイルを使用する従来のテーマでも、この新しいスタイルブックが利用可能です。「外観 > デザイン」からスタイルブックにアクセスし、CSS の編集やカスタマイザーでの変更を行う際に、テーマの進化をプレビューとして活用できます。

「エディターがさらに使いやすくなりました。データビューでオプションを簡単に表示したり、クエリループから「おすすめ記事」を除外したりできるようになりました。その他にも、あなたの開発作業をよりスムーズにするための細かな改善が多数施されています。

おすすめ記事:WordPress6.8の原文では「スティッキー投稿」とありました。スティッキー投稿では分かりにくい為、おすすめ記事としましたが、他にも、「固定表示記事」、「最優先記事」、「トップ固定記事」、注目記事」、最新のお知らせ」、「キャンペーン情報」などを「スティッキー投稿」に設定することで、訪問者の目に留まりやすくすることができます。スティッキー投稿」とは、ブログやウェブサイトの記事一覧などで、常に一番上に固定して表示される記事のことです。重要な情報や、特に読者に見てほしい記事を常に目立つ場所に表示できます。新着記事が多い場合でも、特定の記事を埋もれさせずに表示できます。ウェブサイトのトップページなどで、特定のコンテンツを強調する際に使用されます。

 投機的読み込み

Speculative Loadingのおかげで、ほぼインスタントページの読み込み

WordPress 6.8では、ページがこれまで以上に速く読み込まれます。あなたまたはあなたのユーザーがリンクをホバーまたはクリックすると、WordPressは次のページをプリロードして、よりスムーズで即時の体験を得ることができます。システムは速度と効率のバランスを取り、プラグインや独自のコードを使用して、その動作を制御できます。この機能は最新のブラウザでのみ機能します。 古いブラウザは、影響なしに無視するだけです。

投機的読み込み」により、ページの読み込みがほぼ瞬時に完了します。

WordPress 6.8 では、ページの読み込み速度が大幅に向上しました。ユーザーがリンクにマウスカーソルを合わせたり、クリックしたりすると、WordPress は次のページを事前に読み込み、よりスムーズでストレスのない閲覧体験を提供します。システムは速度と効率のバランスを取りながら動作し、プラグインや独自のコードを使用して、この機能を細かく制御することも可能です。なお、この機能は最新のブラウザでのみ有効で、古いブラウザでは特に影響はありません。

スペキュレーティブローディング:Speculative Loading
「スペキュレーティブローディング」は、ウェブページの読み込み速度を向上させるための技術ですが、少し専門的な言葉なので、より分かりやすい日本語表現をしてみます。
先読み機能:「先読み機能」と言い換えることで、ページの読み込みを事前に予測するという機能が分かりやすいかと思います。

高速ページ表示:最大のメリットは、ページの表示速度が向上することです。「高速ページ表示」と表現すると、ユーザーにとっての利点がより明確です。

クリック前予測読み込み:ユーザーがクリックする前に、ページを予測して読み込んでおく機能であるという事が的確に伝わるかと思います。

事前読み込み:よりシンプルに事前読み込みという言葉で表すことも。

「スペキュレーティブローディング」とは

「スペキュレーティブローディング」とは、ユーザーがウェブサイト上のリンクをクリックする前に、そのリンク先のページを予測して事前に読み込んでおく技術です。これにより、ユーザーが実際にリンクをクリックした際に、ページがほぼ瞬時に表示されるため、ウェブサイトの閲覧体験が大幅に向上します。

「スペキュレーティブローディング」の仕組み

  1. 予測:
    1. ウェブブラウザは、ユーザーがどのリンクをクリックするかを予測します。予測には、過去の閲覧履歴や、マウスカーソルの動きなどが利用されます。
  2. 事前読み込み:
    1. 予測に基づいて、リンク先のページを事前に読み込みます。これにより、ページの内容が一時的にコンピューターに保存されます。
  3. 瞬時表示:
    1. ユーザーが実際にリンクをクリックすると、事前に読み込まれたページが瞬時に表示されます。

「スペキュレーティブローディング」のメリット

  • ページの表示速度が大幅に向上:
    • ユーザーは、ストレスなく快適にウェブサイトを閲覧できます。
  • ユーザー体験の向上:
    • ウェブサイトの操作性が向上し、ユーザー満足度が高まります。

「スペキュレーティブローディング」は、ウェブサイトの閲覧体験を向上させるための非常に有効な技術です。
注意点:

  • リソースの消費:
    • 予測が外れた場合、不要なページの読み込みが行われるため、コンピューターやネットワークのリソースを消費する可能性があります。
  • ブラウザの対応状況:

「投機的読み込み」は、ウェブサイトの閲覧体験を向上させるための非常に有効な技術です。しかし、リソースの消費などの注意点もあるため、適切に利用することが重要です。 最新のブラウザとは、常に進化しており、セキュリティと機能性を向上させるために定期的にアップデートされています。

 Interactivity API

ウェブページ上で、ユーザーの操作に応じて動的にコンテンツを変化させるための機能を提供する API(アプリケーションプログラミングインターフェース)です。これにより、よりインタラクティブなウェブサイトを構築できます。

 最新のブラウザ

主要ブラウザと最新バージョン

  • Google Chrome:
    • Google Chromeは、常に最新のセキュリティ修正と機能改善を提供するために、頻繁にアップデートされます。
    • 最新バージョンは常に変動しますので、Google Chromeの公式ウェブサイトで確認するのが最良です。
    • Chromeは自動更新が基本設定となっています。
  • Microsoft Edge:
    • Microsoft Edgeも、セキュリティとパフォーマンスを向上させるために定期的にアップデートされます。
    • Windowsのアップデートを通じて、またはMicrosoft Edgeの公式ウェブサイトから最新バージョンを入手できます。
    • Microsoft EdgeはWindowsの自動更新と連動しているため、自動更新が基本設定となっています。
  • Mozilla Firefox:
    • Mozilla Firefoxは、プライバシーとセキュリティに重点を置いており、定期的なアップデートでこれらの機能を強化しています。
    • Firefoxの公式ウェブサイトから最新バージョンをダウンロードできます。
    • Firefoxも自動更新が基本設定となっています。
  • Apple Safari:
    • Apple Safariは、macOSおよびiOSデバイスに組み込まれており、これらのオペレーティングシステムのアップデートを通じて最新バージョンが提供されます。
    • Apple製品のOSの自動更新と連動しているため、自動更新が基本設定となっています。

ブラウザのアップデートの重要性

  • セキュリティ:
    • 最新のブラウザは、既知のセキュリティ脆弱性に対する修正が含まれており、オンラインでの安全性を高めます。
  • パフォーマンス:
    • アップデートには、ページの読み込み速度の向上やメモリ使用量の最適化など、パフォーマンスの改善が含まれることがあります。
  • 新機能:
    • 最新のブラウザは、新しいウェブ標準への対応や便利な新機能の追加など、より快適なウェブ体験を提供します。

ブラウザの自動更新

ほとんどの最新ブラウザは、デフォルトで自動更新が有効になっています。これにより、常に最新のセキュリティ修正と機能改善が適用され、安全かつ快適にウェブを利用できます。

常に最新バージョンのブラウザを使用することを推奨します。

 bcrypt ハッシュ

  • 強固なパスワード暗号化:
    • bcrypt」は、非常に強度の高い暗号化方式であるため、「強固なパスワード暗号化」と表現することで、安全性の高さが伝わります。
  • 解読困難なパスワード変換:
    • bcrypt」は、解読が非常に難しいハッシュ値を生成するため、「解読困難なパスワード変換」と表現することで、その特徴を強調できます。
  • 安全なパスワード保管技術:
    • bcrypt」は、パスワードを安全に保管するために広く利用されている技術であるため、「安全なパスワード保管技術」と表現することで、その目的を明確にできます。
  • 最新式パスワード保護:
    • bcrypt」は、現代のセキュリティ基準において推奨されている技術であるため、「最新式パスワード保護」と表現することで、その先進性をアピールできます。

bcryptハッシュ」とは

bcryptハッシュ」とは、パスワードを安全に保管するために使用される暗号化技術の一つです。パスワードを「ハッシュ値」と呼ばれる別の文字列に変換することで、元のパスワードを直接保管するよりも安全に管理できます。

bcryptハッシュ」の仕組み

  1. ソルトの追加:
    1. パスワードに「ソルト」と呼ばれるランダムな文字列を追加します。これにより、同じパスワードでも異なるハッシュ値が生成されます。
  2. ハッシュ化:
    1. ソルトが追加されたパスワードを、「bcrypt」と呼ばれるアルゴリズムでハッシュ化します。このアルゴリズムは、計算に時間と負荷がかかるように設計されており、解読を困難にしています。
  3. ハッシュ値の保管:
    1. 生成されたハッシュ値をデータベースなどに保管します。元のパスワードは保管されません。

bcryptハッシュ」のメリット

  • 高い安全性:
    • 解読が非常に難しく、パスワードが漏洩した場合でも、元のパスワードを特定されるリスクを大幅に軽減できます。
  • レインボーテーブル攻撃への耐性:
    • ソルトを使用することで、事前に計算されたハッシュ値の表(レインボーテーブル)を使用した攻撃を防ぐことができます。
  • ブルートフォース攻撃への耐性:
    • 計算に時間と負荷がかかるため、総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)による解読を困難にします。

bcryptハッシュ」は、現代のウェブサービスにおいて、パスワードを安全に保管するための最も推奨される技術の一つです。

 クエリキャッシュ

データベースへの問い合わせ結果(クエリ)を一時的に保存しておく機能です。同じクエリが再度実行された場合、データベースに問い合わせる代わりに、保存された結果を再利用することで、処理速度を向上させます。

従来テーマとの互換性: エディタースタイルや theme.json ファイルを使用する従来のテーマでも、この新しいスタイルブックが利用可能です。

WordPress6.8導入・運用要件

必須要件

https

  • 通信の安全確保:
    • 「HTTPS」は、ウェブサイトとユーザー間の通信を保護する技術であるため、「通信の安全確保」と表現することで、その目的が伝わります。
  • ウェブサイトの暗号化:
    • 「HTTPS」は、ウェブサイトとユーザー間の通信を暗号化する技術であるため、「ウェブサイトの暗号化」と表現することで、その機能が分かりやすくなります。
  • 安全なウェブサイト:
    • 「HTTPS」が導入されたウェブサイトは、通信が暗号化されるため、安全性が高まります。「安全なウェブサイト」と表現することで、ユーザーにとってのメリットが明確になります。
  • ウェブサイトのセキュリティ向上:
    • より技術的なニュアンスを残しつつ、分かりやすく表現できます。

HTTPS サポートとは

「HTTPS サポート」とは、ウェブサイトが「HTTPS」という通信プロトコルに対応していることを意味します。「HTTPS」は、ウェブサイトとユーザーがデータをやり取りする際に、そのデータを暗号化する技術です。

HTTPS の仕組み

  1. 暗号化:
    1. ウェブサイトとユーザーの間に「SSL/TLS」という暗号化技術を導入することで、通信データを暗号化します。
  2. 認証:
    1. ウェブサイトの運営者が「SSL/TLS証明書」を取得することで、ウェブサイトの正当性を証明します。
  3. 安全な通信:
    1. 暗号化と認証により、第三者によるデータの盗み見や改ざんを防ぎ、安全な通信を実現します。

HTTPS サポートの重要性

  • 個人情報の保護:
    • クレジットカード情報や個人情報など、機密性の高いデータを安全にやり取りできます。
  • ウェブサイトの信頼性向上:
    • 「HTTPS」に対応しているウェブサイトは、セキュリティ対策がしっかりしているという印象を与え、ユーザーの信頼を得やすくなります。
  • SEO 対策:
    • Google などの検索エンジンは、「HTTPS」に対応しているウェブサイトを優先的に表示する傾向があります。

「HTTPS サポート」は、ウェブサイトの安全性と信頼性を高めるために、非常に重要な要素です。

phpバージョン 7.4 以上。

  • 最新の PHP バージョンを使用することを強く推奨します。

MySQL 5.7 以上、または MariaDB バージョン 10.3 以上。

  • MySQL 8.0 以上、または MariaDB 10.5 以上を推奨します。

Webサーバー:Apache または Nginx

推奨要件

php:バージョン 8.0 以上。

  • PHP 8.1または、8.2を強く推奨します。

SQL:MySql 8.0 以上、または MariaDB バージョン 10.5 以上。

Webサーバー: Nginx

その他

  • これらの要件は、WordPress のコア機能が正常に動作するために必要な最低限のものです。
  • プラグインやテーマによっては、追加の要件が必要になる場合があります。
  • セキュリティとパフォーマンスの観点から、常に最新バージョンのソフトウェアを使用することを推奨します。

補足

  • 投機的読み込みについて
    • WordPress 6.8 で導入された「投機的読み込み」機能は、最新のブラウザでのみ有効です。
    • 古いブラウザを使用している場合は、この機能によるパフォーマンス向上は期待できません。
  • セキュリティについて
    • WordPress を安全に運用するためには、PHP や MySQL などのソフトウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。
    • また、強力なパスワードを使用し、セキュリティ対策プラグインを導入することも推奨します。

WordPress の公式ドキュメントも合わせて参照することをおすすめします。

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